ones-house 補足と感想と考察と雑記

Ones House についての、説明補足と、やっていての感想です

後継1

何かを成し遂げている訳でもなく、
えらく気の早い話だとは重々承知なのですが、
自分の後を継いでくれる人を、
どう見つけたら、
どう育てたら良いのかと言うことを、
具体的ではないながらも、
頭の片隅では考えています。
逆を言えば、
何か成し遂げてからでは、
恐らく間に合わないだろうと、
それ程時間の要することだとも。
そしてそれは、
ある種の自分の行動の指針でもあります。

何を継いで貰うかと言うのは、
自分の持ちえる技術と言うよりは、
西脇に身を置き、
発表を含め作品制作をする人を、
30年40年と経ち自分がいなくなった後も、
残せるかと言う事で、
自分が伝えたい写真の価値観を、
本当の意味で理解してもらうには、
自分の一生くらいではまだ足りず、
あくまで途切れず永遠と継続していかない限りは、
足りないのではないかと。
途切れた時点で、
結局、
何もしなかったかと同じ様に、
忘れ去られるのではないかと言う懸念があります。

それは何も西脇に限らず、
東京と言った都市部においても同じことだと思っていて、
(ただ都市部ではその後を継ぐ様な、
近い価値観の人が多くいるからさして気にならないことかもしれませんが)
あくまで現在形で活動している人がいるからこそ、
価値観と言うものは存在し得るのだと思いますし、
たとえばギャラリーにしたって、
そのギャラリーを知っている人が、
その後も活動しているからその存在が認知される訳ですし、
どの様なことにしろ何かを成し遂げたからと言って、
その後いつまでも人の記憶に残るとは限らないと思います。
作家なりその活動もまた然りだとも。

後継2につづく