ones-house 補足と感想と考察と雑記

Ones House についての、説明補足と、やっていての感想です

自宅で展示していることについて

自分でも何でまた、
と、思わないでもないのですが、
ほぼ人の来ない自宅で展示をしています。

かつて森山(大道)さんがやっていた、
Room801を真似てみようとかではなく、
TAPと言うギャラリーを抜けて、
西脇に移るまでの一年間の中で、
壁に写真をかけたいと言う衝動が出てきて、
それを満たそうとした時、
それならお金もかけず自宅に、
と言う流れが続いていると言った感じです。
(詳しくはこちらをご参照ください→half cork 展示を振り返ってのエッセイ

もう一つは、
西脇ではじまる(もう一年にはなりますが)新しい生活の中で、
仕事を前もって決め移っているわけでもなく、
どれ位のお金がかかるかも分からない中でも、
写真を展示すると言う行為を、
途切れさせたくなかったと言うのがあります。
webだけでという方法もあるのでしょうけれど、
自分の中では、
”壁にかける”までが写真行為の一つの区切りとなっていて、
また、
webはあくまで実存に対し、
在するものだという考えもあります。
影と言いますか、
これまで実際展示を続けていたこともあってか、
webだけの頼りなさというものを感じるのと、
(webのみの展示というものもやってますがあれはあくまで遊び的要素で)
あとは壁にかかるその空間というものが、
自分には理屈ではなく欲するものだからと言うのもあるのかと。
誰にも見られなかったとしても、
そう言った形にせずには、
次に進めない、
そして前述したように途切れさせたくないとのことより、
この様な形をとっています。

そう言ったベースを作っておいた上で、
直接もっと人が来やすい場所を借りる余裕が出てきたら、
そこでやればいいのかと。
また、
そう言った場所も人が沢山来る様にと、
東京をはじめとした都市部ではなく、
西脇でやっていけたらと。

自分がやっている写真行為と言うものが、
どんな場所でも成立しないことには、
自分が東京で関わっていた写真と言うものは、
いつまでたっても極限られた関係者だけで回している、
閉じた世界のままなのかと。
また、
地方で写真をやることの課題と言うのも、
東京にいながら考えるのではなく、
自分が体現する中で考えてみたいと言うのもあります。

書けばきりはないので、
具体的な部分はまたおいおい書けたらと。